タイムパラドクスゴーストライター(通称タイパク)

不快不快と言われている炎上(?)中のこの漫画。不快という以前にそもそもおもしろくないです。というのもリアリティが欠片もなくて物語として破綻してるから。

 

気になるなら読め。3話まで無料だ。

https://shonenjumpplus.com/episode/13933686331651371052

 

物語に置いてのリアリティっていうのは例えば空を飛んでるスーパーマンを見て「あれはなんだ?」「人が飛んでる…?」みたいなそもそも人が空を飛んでいることを疑問に思う描写だったり、機械ではなく魔法が発達したそれなりの移動手段やら運搬手段やらの文明が存在しないとおかしくなる。

そういう部分が全部抜け落ちってて、1話の有能編集以外はすべて主人公にとって都合のいいものになっている。1話の各編集の感想とか2話のファンレターなんか最たる例で、ホワイトナイト1話で感動したかのような描写があるがたかだか47ページなんか世界観とキャラの設定、バトル物なら簡単な敵を撃退して終わりみたいな感じにしかできない。

漫画やゲームや小説を愛するオタクならよくわかると思うのだが、魔人ブウ孫悟空の時にベジータの頑張れカカロットも何十巻にも及ぶ積み重ねから出るから重みが出るんであってそれを1話でやっても寒いだけ。だから1話で感動できるものなんかない。断言できしてもいい。

また1話で編集が絶賛してたがそれも不自然。1話だけ出来がいいなんてことはよくあると思うし、2話3話のネームを書かせてから判断するべき。

実際の週刊少年ジャンプがどうなのかはわからないが、少なくとも本誌に連載するにはそれぐらいはするべきではというのもリアリティが抜けててイラつく。

 

この作者はたぶんそういう話しか書けないんだと思う。俺も創作にチャレンジしたことはある(全く表に出してない)んだけど、リアリティの部分にめちゃくちゃ苦労した。というか挫折した。主人公にすら信念とか一貫性を持たせることができなくて、そんなだからそれ以外のキャラもペラペラでどこかで見たことあるキャラの劣化みたいな。

それができない人がなぜか連載取っちゃった感じがする。少なくとも物語を書く才能はない。

 

ってことでありとあらゆるとこから酷評もらってるタイムパラドクスゴーストライター通称タイパク。今後も目が離せない。